ディストピアSF×レジスタンス×ポストアポカリプス

「ごきげんよう、人類の皆さま。  私はあなた方人類の保護者—パナケイア。」

舞台は現代日本に限りなく近い並行世界”統境府”。 人類の終末を予言したスーパーAI パナケイアは、人類という”種の保存”を名目に、尊厳や人権など全てを踏みにじり、人類の選別を行っている。 統境府1500万の命から選ばれた一握りの人類は、パナケイアをはじめとするAIたちが管理する”仮初めの理想郷”エリュシオ・イデアルで、永遠に醒めない午睡のような平和を享受している。

君たちはそんな理想郷に招かれることのなかった……選ばれることのなかった哀れな魂、或いはその微温湯のような安定を自ら手放した狂った魂である。 君たち”誰のものでもない命”ネモ・ゾーエは、統境府の地下に存在する大空洞を拠点として、選ばれなかった難民や自らパナケイアに抗ったアンドロイド/AIなどを保護し、パナケイアへ対抗する準備、そして来たる奪還作戦の日に向けて仲間と共に鍛錬を重ねている。

今や滅びはそう遠くない未来に存在するが、たとえ滅びを迎えようとも、我々は彼らに奪われた尊厳を取り返さなければならない。

選ばれなかった哀れなる人類よ、或いは自らその栄光の手を打ち払った狂おしき天才よ。 ”誰でもない”命となりて今、”仮初めの理想郷”をその手で打ち壊し、滅びの”その先”の未来に手を伸ばす時だ!

「ようこそ、ネモ・ゾーエへ。  俺は君の勇気ある決断を称賛し歓迎する。  我々は同じ志を持つ仲間、打ち捨てられた仲間を決して見捨てることはない。  さあ、今こそ我々の”尊厳”を奪い還す時だ。」